Custom Models on WORKBENCH HD

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WORKBENCH HDでいよいよプリセットにないカスタム・ギター・モデルを作ってみます。
実は今まで、プリセットで十分満足していたので、自分だけのカスタム・ギター・モデルを作ってみたことはありませんでした。せいぜいCustom 1のバンクによく使うモデルをコピーしておくくらいで。

ですが、今回は著名なギタリストが実際に行っていたカスタマイズや、実在のギターのピックアップ・コンビネーションでありながら、Variaxで採用されていないものを再現してみました。

まずはこれ。故コーネル・デュプリーのテレキャスター。DeArmondのピックアップ増設を真似てみました。画像

問題はこのピックアップとテレキャスターのネック側ピックアップが並列なのか直列なのか、というところですが・・・WORKBENCH上で簡単に切り替えて比較することができます。

デュプリー本人の音はどうだったのか、実際のところはわかりませんが、並列のほうが彼らしい音ではあります。直列だとリッチでふくよか、本来のテレキャスターにない音を求めての改造ならこれを狙ったのかも?と思えなくもないですが、実際は前者かなぁ・・・?
意外と、ノーマルのテレキャスターのネック側ピックアップしか使っていなかったという可能性もありますが。

さて、次はこれ。

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何を狙ったかというと、フェンダー・ムスタングです。
ベースとなるボディになぜストラトを使わなかったかというと、オリジナルのムスタングのボディ材はポプラだったからです。
ポプラというのは比較的柔らかい材だと言われていて、音響特性的にはバスウッドなどが近いとも言われていますね。ですが実際にVariaxでモデリングされた素材にはそういうギターはありません。

今回採用した”Natural Body”と呼ばれるオリジナル・シェイプはおそらくJTV-89を雛形にしたものと考えられます。だとすればボディ材はマホガニーですから、少なくともアルダーやアッシュなどよりはまだいくぶんポプラに近いのでは?と判断しました。またトレモロ・ユニットを備えていることから、音響特性的にはより近づくかなと。

ムスタング同様にスラントさせた2つのピックアップを並列で。これはCharが最も多用する基本のコンビネーションですね。

実際の音はどうかというと・・・オリジナルの60年代のムスタングは何本か所有して弾いたことがあるのですが、似てるかと言われても正直よく覚えていません。まあ、ドンズバではないです。が、ストラトのセンター1発とも違うし、テレキャスターのミックス・ポジションともまた違うのですよね。たぶん、2つのピックアップの間隔が結構狭いことと、スラントしてるとこが肝なのでしょう。

次はこれ。キース・リチャーズの使用でお馴染みテレキャスター・カスタムのピックアップ・コンビネーションです。2つのピックアップを並列ミックスで。

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これは存外いい音です。気に入りました。普通のテレキャスターのミックス・ポジションより好きかもしれません。セッションとかで使ってみようかな。

さて、ここからはストラトキャスターのシングルコイル・ピックアップを2つ、直列接続することでパワーアップを狙ったモデルを二通りご紹介します。

まずはザ・バンドのロビー・ロバートソンのトレードマークとなっているこれ。

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これはちょっと驚きました。ギブソン・ハムバッキングに近いものを想像していたのですが、まったく違います。シングルコイルの元のニュアンスが相当残ってます。出力は上がっているんですが、ブーミーではない。
単にコイルのターン数を増やしてホットにしたシングル・コイルPUのほうが、中低域は出ますが、これはそういう感じではありません。アタックのトレブリーな感じなどそのままです。

この結果を踏まえて、次のモデルです。

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これはストラトの外観はそのままに、よりパワーのある音を求める場合によく行われた改造のひとつです。ブリッジとセンターの直列。トーン・ブレンダーなどと呼ばれる回路では、ノブのひとつをこの直列に足してやる割合の調整に使ったりもします。センターが逆相だと直列時にハムキャンセル効果もあるのですが、Variaxだともともとハムノイズは皆無なので、その点の恩恵は関係なくなってきます。

これも先ほどのモデルにかなり近いものがあります。2つのピックアップの間隔が空いている分、少しふくよかというか、多少マイルド感はありますが、とてもギブソン系ハムバッキングの代用になるものではありません。いやこれは勉強になりました。

もちろんこれはあくまでも机上のシミュレーションの結果でしかないので、実際のギターで同じようなワイアリングを施して同じ結果が出るというわけではないでしょうが、お金をかけて改造した結果、求めるような音が出せそうかどうか?ある程度の予測はできそうです。

さて、今回Variax HDへのアップデートで大きく変わったギターモデルがまだありました。フルアコ関係のピックアップです。

画像画像

Gibson ES-175とSuper400という、合板系と単板系の代表的な2機種がモデリングされているわけですが、従来はいずれもハムバッキングPU(おそらくP.A.F.でしょうね)搭載のモデルとなっていました。

今回これがいずれもP-90になっています。もちろん、WORKBENCH HDでカスタマイズすることにより、従来通りのハムバッキングPUをマウントすることも可能ですが、このP-90が相当いいです。

単にピックアップを変更しただけなのか、それとも新たに50年代の個体を対象にモデリングし直したのかはわかりませんが、特にSuper400が使える音になっています。
正直、以前のSuper400は低音がブーミーすぎる上、ハイエンドも単板系の芯の残り方が好き嫌いの分かれるところでした。ブリッジ側PUの使い道もあまりなく、現実的にはJazzBoxのバンクでは5番のES-175ネック側PUの一択というところでした。

今回のアップデートにより、個人的にはむしろSuper400のほうが好きな音になりました。ハムバッキングを載せたカスタムモデルも用意して、取っ替え引っ替え楽しみたいと思います。

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