Suhrのギターを調整してみた
新しく買ったSuhr Pro Series S1(NAMM 2006)をちょっと調整してみました。
店頭で試奏した時から「弦高は高めになってます」とは言われていたけど、弾きにくくはなかったのでそのまま使って一週間。
でも、ネックの反り具合を見てみると、ほんの少し順反りになってました。おそらくこれは意図的にそういうセッティングにしていたんだろうと思います。そのほうが一般的には太い音がでますから。
そうは言っても元々精度の高いギターなので、ネックをストレートにセッティングすればもっと弾きやすいはず!というわけでトラスロッドを90度ぐらい締めてあげました。ネック・エンドで調整するタイプなので一旦ネックを外す必要がありましたが、専用の六角レンチがあればネック外さなくても行けるのかなぁ?ピックガードに切り込みは入っているんですが、手持ちのレンチではここから突っ込むのは無理でした。
まぁ、様子をみるときはだいたい1/4(90度)回すって感じですかね。今回はそれでバッチリでした。弦高も下がってより弾きやすくなりましたが音づまりやバズはなし。絶妙な仕上がりです。しかも超高域の倍音(いわゆる「鈴鳴り」)がぐっと出てきました。ストラト使いには堪らんところでしょう。ストラト系のギターを弾かなくなって久しかったので、こういう感覚は忘れていました。
あと、ナットの溝も軽く掃除したせいか、アームを使った時の音程の狂いもより少なくなったような気が。本当にこれは安定してます。素晴らしい。
Wilkinsonは過去に弾いたことあるんですが、どうも印象が良くなかった。なんかアームの角度がボディトップ面に平行というか、角度がなさすぎて使いづらかったという記憶があります。これはぜんぜん違うんですよね。本当に使いやすい。Suhrってきっとすべてにおいてそうなんでしょね。奇を衒った特殊な仕様じゃなく、ちょっとしたところの使いやすさを徹底的に追求している。これは地味だけど本当に素晴らしいところです。やっぱり買ってよかった。